ダイエットからサブスリー

ダイエットの為にジョギングを始めてから2年半でサブスリーを達成!子供の頃から走るのが嫌いだった中年サラリーマンがサブスリーランナーになるまでの色々を綴ります

レーススタート

どうも、104です。

前回の続きです。 ラン友のOくん達とレース会場に着き、いつの間にか1区の走者となり、何も分からないままおしくら饅頭状態のスタート地点へ行き、速そうな周りのランナーの迫力に圧倒されている間にレース開始のピストルが鳴ってしまった訳ですが…

ピストルの合図で一斉にスタート!かと思いましたが、おしくら饅頭状態でスタートラインのかなり後方に居たため、スタートラインを越えるまでは歩くしかありませんでした。私がスタートラインに向けて歩いている間にも先頭の速そうなランナー達はどんどん走って見えなくなって行きます。 スタートラインを過ぎて少しすると皆、徐々に走り始めます。後ろのランナーにぶつかられながら、私も走り始めましたが、周りはどんどんスピードを上げていくので焦って全速力に近い速さで団子状態の人混みを駆け抜けて行きました。流石に全速力では息が切れるので、ある程度周りが空いてきた所でスピードを落としましたが、明らかにハイペースです。練習でもこんなペースで走った事は有りません。それでも必死に走り続けていると、オーバーペースのせいか呼吸が苦しくなってきました。こんなに辛いのにまだ折り返し地点に着きません…早く折り返したい!と思いながら、脚を動かしていると、遠くの方に折り返し地点が見えてきました。何とか息も絶え絶えで折り返し地点に着き、復路を走り始めましたが、少しすると脚に力が入らなくなってきました。更に呼吸もどんどん苦しくなり、胃から何か込み上げてくる感じもしてきました。

ペースはガタ落ちでも何とか我慢して走っていましたが、吐き気がキツくなってきたので、とうとう歩いてしまいました。歩いている間に何人にも抜かれていきます。「早く襷を渡さなきゃ…」と思うのですが、身体が言う事をききません。

スタート地点が見えてきた辺りで気合いを入れ直し走り始めましたが、脚に力が入らずヘロヘロのまま2区のNくんに襷を渡しました。ゴールした私は目の前が真っ白になり、暫く動けませんでした。

10分以上ゴール付近で休んで居ると、Oくんが私を探しにやって来ました。ゴールしたのに戻って来ないので心配して来てくれたのでした。Oくんに「スタートで飛ばし過ぎて折り返し地点まで保たなかった」と伝えると、Oくんは「スタートは周りの速さに惑わらされず、自分のペースで走るのが大事」と答えました。レースが始まる前に教えてくれよ…と心の中で思いながら、Oくんと自分達のブルーシートの場所まで戻りました。

という訳で、私の初レースは「スタートで飛ばし過ぎて自滅」という典型的な失敗でしたが、良くも悪くも記憶に残るレースになりました。

それでは、今回はこの辺で…